タオルに関する説明|Q&A

プリントされた製品が洗濯すると最初泡立つような気がします

プリントされた製品が最初泡立つような気がします、なぜですか?

 プリントされた製品は最初泡立つ場合があります。これは色液の構成と関係があります。

タオルや布帛に使用する色の元素材はほぼ、さらさらの液体です。
また素材に定着させる樹脂なども漢字を見ると粘度があるように見えますが、これもさらさらの液体です。
これら液体のみを綿布にプリントしても綿布が吸い込み過ぎて柄が形成できません。このために一時的に素材の上で柄を形成させるために粘土のある水溶性の液体を混ぜます。これを増粘剤と言い、バインダーとも言います。
触った感覚で言うと、液体であることは間違いないですが、ヌメヌメとした感じがするものです。似たような感じで言うと水糊のような感じです。

 カッターシャツなどを買った際、ピシッと皺無く糊が利いている場合があります。これと同じような事がバインダーを使うとおこります。綿布に使用する増粘剤は混ぜると泡立ちます。元々透明なのですが、泡立つと白くなるため見た目から乳化剤とも言ったりします。もちろん人体にも環境にもまったく影響のない物を弊社の場合は使用しています。

ちなみにバインダーは泡立ちますが、洗浄作用などは一切ありません。しばらく洗濯すると水溶性ゆえに簡単に落ちてしまいます。

 色液は最近の方々がどのように言われるのか知りませんが、昔の職人と話しをすると色糊と言ったりもします。

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