タオルの製造工程
タオルのプリント型の製作
プリント型の製作
プリント、主にシルクスクリーンプリントには型の製作が必要になります。プリント型とは柄の形に色を流し込む為のもので、主には刷毛とセットで使う必要があります。タオルのプリント型はシルクスクリーンプリントの中では比較的大きめの型を使用します。色を流し込む量と圧力が必要な為、一般的な布帛(平布)の物に比べると重く扱いづらい型の部類に入ります。

製版用版下の作成

製版された2色版

型の保管
- 2019.04.20
- 11:56
タオルのプリント。プリント現場風景
タオルのプリント
タオルにプリントを施す加工を、自社内にて行っています。山の麓に工場があるので、環境面にこだわりを持ち、顔料という色素材を使って製作しています。顔料は定着型のプリント方法で、安全な加工方法での作業がしやすく、製作環境面でも取り扱いがしやすい素材になります。1色1色、色が流し込まれる型で刷られていき乾燥機に入れられます。タオルは1色毎に乾燥をかけるのではなく一度に色を刷って、乾燥機にかけます。

型で1色づつ色を入れていきます

タオルプリント型に色を流し込む

タオルをこの後乾燥機にいれる
- 2019.04.21
- 00:26
タオルを織る|工場案内
タオルを織る
整経を行い、つなぎ作業を終えた後、いよいよタオルを織っていきます。弊社はドビー織機によってタオルを織っています。ドビー織機は柄織りではなく、主にプレーンなスタイルのタオルやストライプなどの単純柄のタオルが織れる織機になります。写真だと分かりませんが、織っている最中は織機の音がリズムよく鳴り響いています。工場の周りには山しかありませんが、丹後地方も含め、機織り最盛期には、この音が地域の音である頃がありました。

タオルを織る

タオルを織る風景
- 2019.07.18
- 19:19
タオルの整経と織りの準備
整経、織りの準備
タオルを織る準備として整経という作業があります。整経は経を整えると書きます。タオルを織るに際して綿糸、経糸(たていと)を整えて準備をするということを行います。この準備を終えてから、織機につなげることになります。ちなみに整経(せいけい)、織機(しょっき)と言います。

タオルの整経を行っている

糸を巻いて織りの準備をする
織機につなぐ(つなぎをおこなう)
整経で経糸を整えた綿糸の巻きを(ビームを)織機に繋いでいきます。沢山の綿糸が巻いてあるように思えますが、タオルは基本的に量産の織物です。小ロット対応というのは現代人の工夫による、もしくは要望によるもので、基本的に市場単価、お手頃感、日用品としてのタオルを作ろうとすると、綿糸をたくさん巻きます。

つなぎを行っている

タオル織機に糸が掛かった
- 2019.04.21
- 00:26
綿糸を用意して整経の準備をする
綿糸の準備。
タオルの使用目的を想像しつつ、販売価格・使用感なども考慮して、綿糸(コットン)の仕様を選別します。綿糸は紡績工場から送られたり、糸商(糸の商いをする人)、撚糸屋を通じたりします。たおる小町で製造されるタオルは、日本の紡績で作られた綿糸を使ったり、輸入された綿糸を使用したり、製品によってことなります。日本で紡績用には綿花栽培は行われていないでの綿花そのものは輸入によるものになります。綿花は紡績工場で糸にされます。その紡績された糸を仕入れます。

綿糸の準備
糸の種類
綿糸と言えども種類は様々です。糸の太さ、撚り糸の数。撚り方、綿の産地、その綿産地での出来不出来。まず糸の太さは重要で、これは撚り方とも関係してきます。
整経の準備を行う。
糸のままでは織機には掛けられませんので、経(経糸)を整えて整経を行い織る準備をします。まず糸を立てて、整経機とつないでいきます。

整経の準備
- 2019.04.21
- 00:26
タオル製造工程(三和タオル製織株式会社)工場案内
たおる小町/三和タオルのタオル製造工程について
たおる小町/三和タオル製織株式会社は、丹波の山里にて、糸からタオル生地を織り上げて、それに主にはプリント加工(顔料捺染加工)を施すことでタオルの製造を行っています。
たおる小町は小さなタオル製造工場ですが、タオルの漂白、染色以外の工程、タオル生地の製織からプリント加工、縫製、刺繍、商品化加工(ギフト包装等)までを行う体制を行っていることが大きな特徴になります。 この社内ほぼ一貫生産体制と、工場としては比較的小規模であるがゆえの機動性・柔軟性の高さというメリットを活かして、品質・納期を含むタオルの総合的なお客様価値を追求しております。
たおる小町は小さなタオル製造工場ですが、タオルの漂白、染色以外の工程、タオル生地の製織からプリント加工、縫製、刺繍、商品化加工(ギフト包装等)までを行う体制を行っていることが大きな特徴になります。 この社内ほぼ一貫生産体制と、工場としては比較的小規模であるがゆえの機動性・柔軟性の高さというメリットを活かして、品質・納期を含むタオルの総合的なお客様価値を追求しております。
タオルの製造工程

綿糸を仕入れる

表面加工。シャーリング加工を行う。

タオルを染色する。白くする。晒す。

タオルを縫製する

タオルの袋詰め作業。箱入れ加工
タオルの製造工程を全体図でみる。

- 2019.07.18
- 19:18